最近のうつ病
近年、うつ病の患者数は増えており、患者率は10~20%と報告されています。
うつ病は抑うつ気分が病症状の中核をなくす精神障害であり、さまざまなレベルの意欲・行動の生涯をともないます。
また自殺の原因としても最近もっとも多く、自殺予防としての観点でも、適切な治療やケアが求められています。
うつ病の診断には国際的な診断基準がもちいられています。
~大うつ病エピソードの診断基準~
以下の症状のうち、5つ(またはそれ以上)が同じ2週間の間に存在し、病前の機能からの変化を起こしています。
これの症状のうち、少なくとも1つは「抑うつ気分」、あるいは「興味または喜びの喪失」です。
1、 その人自身の告白か、他人の観察によって示される。ほとんど1日中、ほとんど毎日の抑うつ気分。
2、 ほとんど1日中、ほとんど毎日のすべてまたはほとんどすべての活動における興味、喜びの著しい減退。
3、 食事療法をしていないのに、著しい体重変化あるいは体重増加、またはほとんど毎日の食欲の減退または増加。
4、 ほとんど毎日の不眠、または睡眠過多。
5、 ほとんど毎日の精神運動性の制止。
6、 ほとんど毎日の易疲労性、または気力の減退
7、 ほとんど毎日の無価値観、または決断困難がほとんど毎日認められる
8、 反復的な自殺願望、または自殺するためのはっきりとした計画
9、 思考力や集中力の減退または不適切な罪責感
9つの症状のうち、5つ以上が2週間の間に存在し、病前の機能から変化を起こしている場合にうつ病と診断されることになります。